こんにちは、早起きラガードです。
今回は、オセアニアのサッカー強豪国について、ご紹介していきます。
意味は、あります。
サッカーでは大陸選手権やW杯予選のように、地域内での大会がよく開催されるからです。
代表チームの公式戦は、むしろそちらの方が多いくらいです。
なお、他の大陸の強豪については、こちらで紹介しています。
特に、ヨーロッパと南米は世界のサッカーの2強なので、この2大陸の強豪は押さえておいて損はないと思います。
サッカーにおける「オセアニア」
サッカーの世界でオセアニアとは、
オセアニアサッカー連盟(OFC)に加盟している国・地域
のことを言います(正確には、「加盟しているサッカー協会」)。
具体的には、以下の11の国と地域。
- ニュージーランド
- ニューカレドニア
- タヒチ
- アメリカ領サモア
- クック諸島
- サモア
- ソロモン諸島
- トンガ
- バヌアツ
- パプアニューギニア
- フィジー
加盟国・地域11というのは、南米の10に次ぐ2番目に少ない数字です。
オーストラリアはオセアニアではない
オセアニアと聞いて、真先に頭に浮かぶのがオーストラリアという方も少なくないでしょう。
オセアニアの地図のど真ん中に、一番大きく描かれていますからね。
ただ、サッカーの世界ではオーストラリアはオセアニアではありません。
オーストラリアが所属しているのは、アジアサッカー連盟(AFC)。
つまりオーストラリアは、サッカーの世界ではアジアの国なのです。
※かつてはオーストラリアもオセアニアサッカー連盟に所属していたのですが、レベルや収益面で劣ることに不満を持ち、2005年にアジアサッカー連盟に乗り換えた、という経緯があります。
オセアニアのサッカー強豪国
オセアニアはニュージーランドの1強
ニュージーランド | |
2008ONC | 優勝 |
2010W杯 | グループリーグ敗退 |
2012ONC | ベスト4 |
2014W杯 | 大陸間プレーオフ敗退 |
2016ONC | 優勝 |
2018W杯 | 大陸間プレーオフ敗退 |
2020ONC | 中止 |
※ONCは、オセアニアの大陸選手権であるOFCネイションズカップ(OFC Nations Cup)の略です。
※2020年大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となりました。
オーストラリアが抜けた後のオセアニアは、ニュージーランドの1強状態です。
2008年から2016年までの間に3度開催されたOFCネイションズカップで、優勝2回。
2010年にはW杯出場も果たし、「2010年代にW杯に出場したオセアニア唯一の国」となっています。
2014、2018W杯でも、大陸間プレーオフにオセアニア代表として出場したのは、いずれもニュージーランドでした。
※オセアニアはW杯出場国枠が1未満(0.5)しか与えられておらず、W杯出場のためにはオセアニア予選を勝ち抜いた後、他大陸の国と大陸間プレーオフを戦う必要があります。
OFCネイションズカップの通算優勝回数も、ニュージーランドが5回で最多となっています。
ニュージーランドの対抗は?
ニューカレドニア | |
2008ONC | 準優勝 |
2010W杯 | 予選敗退 |
2012ONC | 準優勝 |
2014W杯 | 予選敗退 |
2016ONC | ベスト4 |
2018W杯 | 予選敗退 |
2020ONC | 中止 |
オセアニアの強豪と言えばニュージーランドでほぼ決まりなのですが、敢えて対抗を挙げるとすればニューカレドニアになります。
OFCネイションズカップは2008年、2012年と2大会連続で準優勝。
W杯予選でも、2010、2014年はニュージーランドに次ぐ成績を残しています。
2012年のOFCネイションズカップでは、準決勝でニュージーランドを破って決勝に進出しています。
ニューカレドニアは、オセアニアにおけるニュージーランド対抗の1番手と言っていいでしょう。
OFCネイションズカップのもう1つの優勝国
2012年のOFCネイションズカップで、ニューカレドニアは準決勝でニュージーランドを破りました。
しかし、この大会のニューカレドニアの成績は準優勝でした。
決勝でタヒチに敗れてしまったからです。
そう考えたくなる気持ちは、わかります。
ですが、その他の大会での成績がタヒチは振るわないのですね。
タヒチ | |
2008ONC | 予選敗退 |
2010W杯 | 予選敗退 |
2012ONC | 優勝 |
2014W杯 | 予選敗退 |
2016ONC | グループリーグ敗退 |
2018W杯 | 予選敗退 |
2020ONC | 中止 |
優勝した2012年以外のOFCネイションズカップは、いずれも決勝トーナメントにも進出できず。
2008年大会は、予選で敗退してしまっています。
W杯予選も、2010年は1次予選敗退、2014年は3次予選で、ニューカレドニアに勝ち点9差を付けられての3位でした。
2018年は、3次予選でニュージーランド、ニューカレドニアとは違うグループに入ったものの、ソロモン諸島に勝ち点3差をつけられて、2位に終わっています。
この結果から、タヒチの2012OFCネイションズカップ優勝は瞬間最大風速的なものであったことがわかります。
優勝経験こそないものの、安定的に好成績を残してるニューカレドニアの方が、ニュージーランドの対抗1番手にはふさわしいと言えるでしょう。
「オセアニアの強豪」まとめ
本記事では、オセアニアのサッカー強豪国を紹介しました。
- オセアニアはニュージーランドの1強
- ニュージーランドの対抗はニューカレドニア
オーストラリアが脱退した今、オセアニアはニュージーランドの1強です。
2026年からの出場国拡大に伴って(32→48)、オセアニアにも出場枠「1」が与えられることが決まっているW杯。
この1枠がニュージーランドの指定席になる可能性は、かなり高いと思われます。
今回は、以上です。
※他大陸の強豪は、こちらで紹介しています。
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