Jリーグ

これがJリーグの名門クラブです【条件は2つ】

こんにちは、早起きラガードです。
Jリーグを追いかけて、もう四半世紀以上になります。

Jリーグファン
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Jリーグにも名門クラブがあるみたいだけど、それってどのクラブのことなんだろう? 開幕初年度から参加してるっていう、オリジナル10のことでいいのかな?

今回は、そんな疑問について考えます。

なお、初めに結論を言ってしまうと、オリジナル10だからと言って、必ずしも名門には該当しません。

というのも、現在のJリーグで名門と呼べるのは、以下の4クラブだからです。

Jリーグの名門クラブ
  • 浦和レッズ
  • セレッソ大阪
  • サンフレッチェ広島
  • ジェフユナイテッド千葉

詳しく見ていきます。

そもそも、名門クラブって?

辞書的な意味での「名門」

まずは、わかったようでよくわからない、「名門」という曖昧な言葉の定義をはっきりさせておきましょう。

辞書的な意味は、次の通り。

「名門」

由緒のある家柄。名家。また、有名な学校・団体など。「名門校」

出典:goo辞書

今回のケースに当てはめると、「名門クラブ=由緒のあるクラブ」ということになりそうです。

が、これだけだと、相変わらず何だかよくわからないですね。

由緒のある、とか言われても、それって具体的にどういうことなの? というのが結局はっきりしていません。

由緒とは

そこで由緒について調べてみると、

「由緒」

  1. 物事の起こり。また、今に至るまでのいきさつ。いわれ。「行事の由緒をたずねる」
  2. 現在に至るまでのりっぱな歴史。来歴。「由緒のある古寺」「由緒正しい美術品」

出典:goo辞書

今回の場合、該当するのは2ですね。現在に至るまでのりっぱな歴史。これでしょう。

ということは名門クラブとは、現在に至るまでの立派な歴史を持ったクラブのことだということがわかります。

名門クラブとは、現在に至るまでの立派な歴史を持ったクラブのこと

クラブの立派な歴史【名門の条件】

ただの歴史ではなく「立派な歴史」

名門の定義は、はっきりしました。

次に明らかにしたいのは、「現在に至るまでの立派な歴史」です。

ただの歴史ではなく、「立派な歴史」とのことですから、獲得タイトル数などのクラブが積み重ねてきた実績は、当然考慮しなければなりません。

問題は、どこからの実績で考えるか。

というのも、Jリーグには、大きく分けて2つの時期があるからです。

JSL時代からの実績か、Jリーグが始まってからの実績か

2つの時期というのは、

  • Jリーグ開幕前(1965年~92年)
  • Jリーグ開幕後(1993年~)

のことです。

JSL(日本サッカーリーグ)というのはJリーグ(日本プロサッカーリーグ)の前身で、Jリーグ開幕前の1965年~92年、日本ではこちらのリーグ戦が行われていました。

現在のJリーグには、このJSL時代から参加しているクラブが多数存在しています。

ですから、「クラブの立派な歴史」を考える場合には、JSL時代を考慮に入れるべきか、そこは外して考えるべきかという問題が生じるわけです。

期間が長いほど、歴史の重みは増す

結論から言うと、本記事ではJSL時代も考慮に入れて考えることとします。

理由はシンプルで、歴史の重みは、期間が長いほど増すからです。

10年の歴史と、60年の歴史。どちらに「重み」を感じるかは、明白ですよね?

「名門」の判定基準となるのは、JSL時代からの歴史

「立派な」歴史

次に考えなければならないのは、何をもって「立派」とするか。

長いほど重みが増すと言っても、ただ長ければいいというものではありません。

実績が伴っていなければ、名門とは言えない。

その実績ですが、本記事では以下を対象とします。

「名門」の条件
  1. 一部リーグ在籍44シーズン以上
  2. 獲得タイトル数10以上

一部リーグ在籍年数

第一の条件として掲げたのは、一部リーグ在籍経験。

これを条件としたのは、長く一部リーグで戦ってきた、という実績こそ「立派な歴史」の最低条件になると考えるからです。

「44シーズン以上」というやや中途半端な数字は、「1965年~2019年までの54シーズンのうちの、80%以上」という考え方から算出しています。

半世紀を超える日本のサッカーリーグの歴史の中で、一部で戦った期間が8割以上なら、十分立派な実績と言えるでしょう。

※「1965年~2019年の間なら、54シーズンじゃなく55シーズンだろ!」というツッコミが聞こえてきそうですが、間違いではありません。1992年度はJSLが開催されなかったため、1年少なくなっています。

獲得タイトル数

第二の条件として挙げた獲得タイトル数は、細かい説明は必要ないですかね。

一部に長く在籍していたというのはあくまで最低条件です。「立派な歴史」というからには、それなりの実績を残していることも必要でしょう。

タイトルには、リーグ優勝だけでなく、JSLカップ、天皇杯、Jリーグカップ(ナビスコ杯、ルヴァン杯)の成績も含んでいます(国際タイトルは除く)。

Jリーグファン
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カップ戦も含んで二桁が条件? それってちょっと条件が甘くないかな?

私も初めそう思ったのですが…… 意外にそうでもないのです、実は。

JSL時代まで遡っても、通算タイトル獲得数が二桁に達しているクラブは、7つしか存在しませんでした。

「名門」の条件を満たすクラブは?

条件1:一部リーグ在籍44シーズン以上

一部リーグ在籍44シーズン以上の条件を満たしているのは、以下の5クラブでした。

  1. 浦和レッズ:52シーズン
  2. サンフレッチェ広島:47シーズン
  3. 柏レイソル:46シーズン
  4. セレッソ大阪:45シーズン
  5. ジェフユナイテッド千葉:44シーズン

いずれもJSL時代からの一部リーグ経験クラブで、しかもJSL初年度にあたる1965年からリーグに参加しています。

「歴史」の点では、文句なしと言っていいでしょう。

条件2:獲得タイトル数10以上

獲得タイトル数が二桁に達しているのは、以下の7クラブでした。

  1. 鹿島アントラーズ:19
  2. 東京ヴェルティ1969:18
  3. 浦和レッズ:16
  4. 横浜F・マリノス:16
  5. セレッソ大阪:12
  6. サンフレッチェ広島:11
  7. ジェフユナイテッド千葉:11

この中で目を引くのは、何と言っても1位の鹿島。

他の6クラブと違って、鹿島の獲得タイトルには、JSL時代のものは含まれていません。

すべて、Jリーグが発足した後の、1993年以降のものです。

鹿島以外のクラブは、JSL時代の獲得タイトルが半分以上を占めています。

Jリーグ開幕後は、ほぼ鹿島の一人勝ちと言ってもいいかもしれませんね。

まとめ:Jリーグの名門クラブ

結論です。

条件1、条件2を共に満たしているのは、以下の4クラブでした。

  • 浦和レッズ
  • セレッソ大阪
  • サンフレッチェ広島
  • ジェフユナイテッド千葉

条件1を満たしていたクラブの中で脱落したのは、

タイトル獲得数が8と、二桁に届きませんでした。

一方、条件2だけを満たしていたのは、鹿島、東京V、横浜FM

一部リーグ在籍シーズン数は、それぞれ以下の通りでした。

  • 鹿島:30
  • 東京V:28
  • 横浜FM:39

いずれも、条件の44には届いていません。

鹿島と横浜FMは、J2経験のないただ2つのチームですが、JSL時代の一部初昇格の時期の遅さが影響しています。

一部初昇格の年
  • 鹿島:1985年
  • 横浜FM:1979年

東京Vの場合、JSL一部昇格は遅かったですが、J2在籍期間も長い。

  • JSL一部初昇格:1978年
  • J2在籍:13シーズン(2019年時点)

J2在籍期間で言えば、千葉もかなり長くなってはいるのですが(2019年時点で10シーズン)、こちらはJSL時代、一度も二部に落ちたことのない歴史が物を言いました。

ただ、このままの状態が続くと、「名門」から、単なる「古豪」に転落してしまうかもしれません。

今回は、以上です。