Jリーグ

J2降格経験のないオリジナル10のクラブは? J2、J3の「オリジナル」についても紹介します

こんにちは、早起きラガードです。

Jリーグが始まって25年以上経つけど、J2に降格したことのないオリジナル10のクラブってあるんだっけ?

今回は、こんな疑問にお答えします。

Jリーグのオリジナル10とは

Jリーグのオリジナル10とは、

Jリーグ初年度の参加クラブ

のことを言います。

初年度のJリーグは10クラブで始まったので、オリジナル「10」となりました。

具体的には、以下の10クラブになります。

  1. ヴェルディ川崎
  2. 鹿島アントラーズ
  3. 清水エスパルス
  4. 横浜マリノス
  5. サンフレッチェ広島
  6. 横浜フリューゲルス
  7. ガンバ大阪
  8. ジェフユナイテッド市原
  9. 名古屋グランパスエイト
  10. 浦和レッドダイヤモンズ

なお、オリジナル「10」と言いながら、このうち現存しているのは9クラブです。

というのも、横浜フリューゲルスが親会社の不振により、1999年に横浜マリノスと合併消滅してしまったからです。

横浜マリノスはこのとき、横浜F・マリノスとクラブ名が変わっています。

このほか、ヴェルディ川崎とジェフユナイテッド市原も、現在は以下のようにクラブ名を変えています。

  • 東京ヴェルディ1969
  • ジェフユナイテッド市原・千葉

Jリーグの前身はJSL(日本サッカーリーグ)

Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)の前身は、JSL(日本サッカーリーグ)。

JSLは2部制で実施されていましたが、JSL1部に属していたクラブがそのままオリジナル10になったわけではありません。

JSL1部以外のクラブから、オリジナル10になったクラブもあります。

そのあたりのことは、「Jリーグの「オリジナル10」って何? 前身の「日本サッカーリーグ」との関係も紹介します。」で紹介していますので、興味のある方は参考にしてみてください。

J2降格経験のないオリジナル10

Jリーグでは、現在でも条件さえ満たせば新しく加盟が可能です。

ですが、その場合スタートはJ3からとなり、いきなりJ1からの参加はできません。

したがって、基本的にJ2やJ3といった下部リーグを経験しないままJ1で戦う、というクラブは存在しません。オリジナル10を除いては。

Jリーグ発足当初からの参加クラブであるオリジナル10だけは、いきなり1部リーグで戦うことが可能でした。

※厳密には、開始当初のJリーグは1部リーグ制だったので、Jリーグ参加=1部リーグ参加でした。このあたりの話は、「Jリーグのチーム数は50以上! チームがない県についても紹介します」でも紹介しています。

したがって、J2降格経験がないオリジナル10のクラブは、J2やJ3で戦った経験のない、稀有なクラブということになります。

前置きが長くなりましたが、J2降格経験のないオリジナル10は、次の2クラブになります。

  1. 鹿島アントラーズ
  2. 横浜F・マリノス

鹿島が最もJ2に近づいた年は?

Jリーグが始まったのは、1993年。

既に、四半世紀以上の時間が過ぎています。

現存するオリジナル10の9クラブは、同じだけの長い期間、Jリーグで戦っているわけですから、当然の調子のいい時期もあれば、悪い時期も当然存在します。

そしてそれは、J2降格経験のない2クラブについても同じ。

鹿島アントラーズは「常勝軍団」と呼ばれるだけあって、調子が悪い年でも最終順位は一桁を維持してきたのですが、一度だけ、最終順位が二桁に落ちた年がありました。

それが、2012年

この年の鹿島の最終順位は、11位でした。

そしてこの2012年が、鹿島が最もJ2降格に近づいた年でもあります。

このときの鹿島は開幕5試合が1分4敗、1度も一桁順位に浮上することなくシーズンを終えるという、大不振の年でした。

ただ、それでもJ2降格は免れているというあたりが、「さすが鹿島」と言えるのかもしれません。

横浜FMが最もJ2に近づいた年は?

横浜F・マリノスは、鹿島よりももう少し、最終順位が二桁になった回数が多いです。

具体的には、次の4回。

  1. 2001年:13位
  2. 2009年:10位
  3. 2016年:10位
  4. 2018年:12位

このうち、最もJ2に近づいた年は、2001年の13位でした。

このときのJ1リーグは、現在より2クラブ少ない16クラブで行われており、15位以下が自動降格になっていました。

15位のクラブとの勝ち点差はわずかに3でしたから、かなり危ない年だった、と言えます。

J2降格経験のあるオリジナル10

現存するオリジナル10の9クラブのうち、鹿島と横浜FM以外の7クラブは1度以上のJ2降格経験があります。

具体的には、次の通り。

クラブ J2で戦った年
浦和 2000
広島 2003、2008
東京V 2006~2007、2009~
千葉 2010~
G大阪 2013
清水 2016
名古屋 2017

ほとんどが1年でJ1に返り咲いている

オリジナル10で1番最初にJ2降格の憂き目にあったのは、浦和レッズです。

Jリーグに降格制度が導入された1999年に、さっそくJ2に降格してしまいました(1999年に降格して、2000年をJ2で戦っています)。

ただ、浦和は1年でJ1に返り咲いています。

これは、降格経験のある他の多くのクラブも同じ。

J2降格を経験したオリジナル10のクラブで、1年でJ1に戻ってこれなかったのは、

  1. 東京V
  2. 千葉

の2クラブだけとなっています。

複数回のJ2降格経験があるオリジナル10

J2降格経験のあるオリジナル10のうち、2回以上降格したことがあるのは、

  1. 広島
  2. 東京V

の2クラブ。

どちらもJ1優勝経験のあるクラブ、というのが、何とも皮肉なところです(広島の優勝は、2度目のJ2降格の後ですが)。

ただ、広島は2度とも1年でJ1に返り咲いています。

東京Vは、1度目の降格時は2年かけてJ1に復帰。しかし、2度目に降格してからは、J1に戻ってくることができていません。

それ以外の、千葉を除いた次の4クラブはJ1復帰後の再降格はありません。

  1. 浦和
  2. G大阪
  3. 清水
  4. 名古屋

3クラブに1クラブは、1年でJ2に送り返されます【歴代J1昇格クラブの実績】」でも紹介した通り、昇格後1年でJ2降格するクラブも少なくないのですが、このあたりはさすがにJ1経験豊富なオリジナル10と言えそうです。

基本的に、降格しても1年でJ1復帰することが多いオリジナル10のクラブですが、復帰に失敗すると長いです。

1年でのJ1昇格に失敗したのは、先ほどもご紹介した次の2クラブ

  1. 東京V
  2. 千葉

通算でのJ2在籍年数は、ともに10年を超えています。

クラブ J2で戦った年
東京V 2006~2007、2009~
千葉 2010~

ここまで長くなってしまうと、新しくJリーグを見始めた人たちの中には、

この2クラブがJ1で戦っているの、見たことないな……

という人もいるかもしれません。

東京Vは、初年度のJリーグ王者なんですけどね……

J3降格経験のあるオリジナル10は存在する?

Jリーグの昇格と降格の仕組みはこうなっています。」でも紹介していますが、JリーグにはJ1とJ2、J2とJ3の間に、毎年クラブの入れ替えがあります。

これがいわゆるJリーグの昇格と降格なのですが、このルールだとJ1からJ2を経由して、J3まで降格するというケースも当然存在するわけです。

ということは、オリジナル10がJ3まで降格することもあるのかな?

ルール上は、ありえます。

ですが、実際にJ3まで降格したオリジナル10のクラブは存在しません。

そもそも、J1経験クラブでJ3まで降格したことがあるクラブは、2020年時点では大分トリニータだけとなっています。

J2歴が長い東京Vと千葉も、さすがにJ3に降格するような事態には陥っていません。

J2、J3にもオリジナル〇〇は存在する?

J2リーグ、J3リーグが始まった年は、それぞれ次の通り。

  • J2リーグ:1999年
  • J3リーグ:2014年

「リーグ初年度の参加クラブ」は、当然どちらにも存在します。

ですが、それらをオリジナル〇〇と呼ぶケースはほとんどありません。

J2のオリジナル10

J2リーグの初年度(1999年)参加は、10クラブ。したがって、J2も「オリジナル10」になります。

具体的なクラブ名は、次の通り。

J2オリジナル10

  1. コンサドーレ札幌
  2. ベガルタ仙台
  3. モンテディオ山形
  4. 大宮アルディージャ
  5. FC東京
  6. 川崎フロンターレ
  7. ヴァンフォーレ甲府
  8. アルビレックス新潟
  9. サガン鳥栖
  10. 大分トリニータ

このうちコンサドーレ札幌は、J2リーグ開始前の1998年にJ1リーグ(Jリーグ)の経験があります。

1999年の札幌がJ2参加となったのは、J2発足前に行われたJ1参入決定戦の結果によるもので、簡単に言うとJ1(Jリーグ)から降格する形で、J2オリジナル10となりました。

J3のオリジナル12

2014年にスタートしたJ3リーグ。初年度の参加クラブは12でした。

したがって、J3ではオリジナル10ではなく、オリジナル12ということになります。

具体的なクラブ名は、次の通り。

J3オリジナル12

  1. グルージャ盛岡
  2. ブラウブリッツ秋田
  3. 福島ユナイテッドFC
  4. FC町田ゼルビア
  5. Y.S.C.C.横浜
  6. SC相模原
  7. AC長野パルセイロ
  8. ツエーゲン金沢
  9. 藤枝MYFC
  10. ガイナーレ鳥取
  11. FC琉球
  12. Jリーグ・アンダー22選抜

このうち、FC町田ゼルビアとガイナーレ鳥取には、既にJ2リーグで戦った経験がありました。

また、「Jリーグ・アンダー22選抜」は若手の育成を目的とした文字通りの「選抜チーム」で、純粋な意味でのクラブとは少し違っています。

その意味で、J3の場合はオリジナル12よりも、オリジナル11と言った方が正しいのかもしれません。

(なお、「Jリーグ・アンダー22選抜」は2015年をもって活動を終了しています。)

J2降格のない「オリジナル10」:まとめ

「オリジナル10」は、リーグ発足時から参加している10クラブですが…… ただそれだけのことです。

そこに何か特別な付加価値があるかと言えば、少なくともリーグ戦の中ではまったくありません。

7割のクラブがJ2降格を経験していますし、J1リーグの優勝経験があるのはオリジナル10のみ、みたいな優位性もありません。

普通にオリジナル10以外のクラブも優勝していますし、オリジナル10でリーグ優勝のないクラブも存在していますしね。

今となっては、単にリーグへの加盟(参加)が早かったという、歴史的事実に過ぎません。

知識として、知っておいて損はないと思いますが。

今回は、以上です。

※関連記事です(本文中にリンクのあったものです)。

 

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