Jリーグ

これがJ1残留に成功したクラブと失敗したクラブの違いです【2010年】

こんにちは、早起きラガードです。
Jリーグは25年以上前から見ています。

運命の分かれ目、J1の15位、16位、17位について、シーズンごとに調べています。

前回は、こちら

これがJ1残留に成功したクラブと失敗したクラブの違いです【2009年】こんにちは、早起きラガードです。 Jリーグを25年以上追い掛け続けています。 運命の大きな分かれ目となっている、J1の15位...

今回はその6回目。2010年を取り上げます。

2010年のJ1には、次のような特徴がありました。

  • 15位 安定的に勝ち点を稼ぎ、残留を確保
  • 16位 中盤から後半にかけての大ブレーキが結果に大きく影響
  • 17位 最下位でないのが不思議なくらいの大差

詳しく見ていきます。

2010年のJ1残留争い

レギュレーション

16位 自動降格
17位 自動降格
18位 自動降格

降格に関するレギュレーションに、前年(2009年)からの変更はありませんでした。

残留は15位まで。16位、17位、18位が自動降格となります。

※このレギュレーションの場合、16位も17位以下と同様自動降格になるので、順位による待遇に違いはありません。しかしながら現在のレギュレーションでは、16位と17位に違いがある(16位は自動降格ではなく、J1参入プレーオフに参加)ため、別物として扱います。

2010年J1の結果

順位 クラブ 勝ち点
15位 神戸 38
16位 FC東京 36
17位 京都 19

珍しいのは、FC東京ですね。

あまり残留争いに巻き込まれるクラブではないのですが、この年は16位に沈みました。

2000年のJ1昇格以来、初の降格となってしまいました。

残留に成功したクラブ・失敗したクラブの状況は?

では、15位、16位、17位それぞれのクラブの状況を見ていきましょう。

15位神戸

2010神戸の順位と勝ち点の推移

2010年の神戸は、安定的に勝ち点を稼ぐことのできるクラブでした。

25試合目から33試合目まで16位に留まり続けていますが、この期間も決して調子を落としていたわけではありません。

事実、28-34試合目までの7試合を、4勝3分の負けなしで乗り切っています

5試合ごとに積み上げた勝ち点を見ても、それほど大きな落差はありません。

2010年神戸の5試合ごとに積み上げた勝ち点

17試合ごとに獲得した勝ち点も、後半の方が2多いだけで、どちらかに偏るということはありませんでした。

2010年神戸の前半17試合と後半17試合の勝ち点

2010年の神戸は、安定的に勝ち点を稼いで残留を確保したクラブだったことがわかります。

16位FC東京

2010FC東京の順位と勝ち点の推移

2010年のFC東京にとって痛かったのは、何と言っても中盤から後半にかけての期間

16-24試合目までの9試合で2分7敗、勝ち点をわずかに2しか伸ばせていません。

それまで12位前後を漂っていた順位も、ここから15位前後まで下降します。

5試合単位で見ると、1-5試合目、11-15試合目、26-30試合目のようにしっかり勝ち点を稼いでいた時期もあるのですが……

2010年FC東京の5試合ごとの勝ち点やはり不調時の成績が悪過ぎました。

15位神戸との勝ち点差は2ですから、16-24試合の時期にあと1つでも勝つことができていれば、降格は免れたはずです。

2010年のFC東京は、稼ぐときはしっかり稼げているものの、中盤から後半にかけての大ブレーキが結果に大きく影響したクラブでした。

17位京都

2010年京都の順位と勝ち点の推移

2010年の京都は、ご覧の通りシーズンのほとんどの時期を低空飛行で過ごしました。

10試合目で18位に落ちてから、17位と18位の間を上下。その間に、6連敗と7連敗を1度ずつ経験しています。

5試合目から21試合目まで、17試合に渡って勝ち星のない期間も続きました。

2010年京都の5試合ごとの勝ち点

5試合ごとに獲得した勝ち点を見ても、苦しい戦いは明らかです。

ほとんどの期間で、勝ち点3以下しか獲得できていません。

16位FC東京との勝ち点差は、何と17。それでも最下位でなかったのですから、むしろ良かったというべきなのかもしれません。

2010年の京都は16位と大差、最下位でないのが不思議なくらいというクラブでした。

まとめ:不調な時期に稼いだ勝ち点が、運命を分ける

2010年のJ1 15位、16位、17位には次のような特徴がありました。

  • 15位 神戸 安定的に勝ち点を稼ぎ、残留を確保
  • 16位 FC東京 中盤から後半にかけての大ブレーキが結果に大きく影響
  • 17位 京都 最下位でないのが不思議なくらいの大差

15位神戸と16位FC東京との差は、好調でない時期にどれだけ勝ち点を稼げたかでした。

勝ち点7以上を稼いだ好調期の回数は、神戸、FC東京ともに3回。稼いだ勝ち点の合計は、神戸が22、FC東京が24で、後者の方が多いです。

それでも最終的に神戸がFC東京を上回っているのは、不調な時期に稼いだ勝ち点に差があるためでした。

神戸にも、18試合目から27試合目まで10試合勝ち星のない期間がありました。しかしそのうち半分は引き分けていて、勝ち点5を獲得しています。

9試合勝ち星なしだった時期のFC東京は、勝ち点2

この差が、運命を分けました。

残留に必要なのは、

好調期にどれだけ勝ち点を稼いだか?

よりも

不調期にどれだけ勝ち点を稼ぐことができたか(持ちこたえることができたか)?

前年と同じような傾向が、2010年にも見られました。

今回は、以上です。