こんにちは、早起きラガードです。
「インプットはそれなりにしてるつもりだけど、それがうまくアウトプットに結びついていない」
ここ数年の私は、そんな悩みを抱えていました。
- 本や雑誌はたくさん読んでいる。
- ネットやテレビで情報収集もしている。
- けれど、現実には何の変化もない。
そんなときに出会ったのが、この一冊。
店頭に平積みされていたところを出くわしました。
著者の樺沢紫苑さんは、『精神科医が教える 読んだら忘れない読書術』も書いています。
本書によると、こちらは15万部売れたそうです。
というわけで今回は、この本の紹介です。
- インプットだけでは、物足りなくなってきた人
- 「アウトプット」の具体的な方法を知りたい人
- 「自己成長」のスピードを上げたい人
『学びを結果に変える アウトプット大全』
内容
ざっと、こんなことが書かれている本です。
- 成長のカギはインプットとアウトプットのセット
- アウトプットは大きく分けて「話す」「書く」「行動する」の3つ
- 紹介されているアウトプットの具体的な方法は、全部で80
「成長のために最も大事なのは、アウトプットである」という考えのもと、5章立てで
- アウトプットの重要性
- アウトプットの具体的な方法
- アウトプット力を高めるためのトレーニング方法
が紹介されています。
特徴
一番の特徴は、「具体的なアウトプットの方法が、80個も紹介されている」というところ。
それらが、「話す」「書く」「行動する」の3つにジャンル分けして紹介されています。
1つの方法に割り当てられているのは、見開き2ページ、もしくは4ページ。
すぐに読み終えることができます。
横書きで図も多いので、普段あまり本を読まない人や、文字を読むのはもっぱらネットやSNSという人も、すらすら読めると思います。
『学びを結果に変える アウトプット大全』を読んで
心ひかれた「書く」アウトプット法
個人的に参考になる部分が多かったのは、「CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方」の章です。
元々書くことは好きなのですが、その「好き」の有効な活用方法を見つけられていませんでした。
この章では、アウトプットの方法として、「書く」をどのように使っていったらいいのかが紹介されています。
試してみたい方法
ぜひ試してみたいと思った方法の一つが、「34 書き出す1」の項目で紹介されていたアウトプット法。
これだけでは何だかわからないですが、要は「インプットの直後に、頭の中にある情報を書き出しておく」という作業のことです。
クリエイティブな作業が得意な人には、当たり前のことなのかもしれませんが……
「インプットがインプットだけで終わってしまう」という悩みを抱えている私には、次の段階に進むための、大きなヒントになりそうな気がしました。
それに関係して、「46 ノートをとる」もよかったですね。
こちらは、著者である樺沢紫苑さんのノートのとり方が紹介されています。
- 34 書き出す1
- 36 書き出す2
- 46 ノートをとる
- 52 要約する
頭の数字は、本書で振られているアウトプット法の番号です。
この順に紹介されています。
「書く」以外のアウトプット法は?
思わずうなづいてしまう内容が一番多かったのは、「書く」アウトプット法です。
ただ、だからといってそれ以外の2つがまったく参考にならなかったわけではありません。
「話す」「行動する」では、次の項目が特によかったですね。
- 03 話す3
- 61 続ける
- 66 チャレンジする2
- 68 やってみる
- 72 完成させる
「72 完成させる」は、完璧主義で、仕事や作品をなかなか完成させることのできない人にはとても役に立つと思います。
一方で、少し厳しいことを書かせていただくと、紹介されている「80の具体的なアウトプット法」の中には、
と首を傾げてしまうようなものも含まれていました。
- 断る
- 楽しく書く
- 笑う
- 眠る
なども、本書ではアウトプット法として挙げられているのですが……
「アウトプット」とは、ちょっとかけ離れた印象を受けますよね。
あくまで一部、ではあるのですが。
まとめ:「アウトプット」を意識し始めたときに読みたい一冊
- インプットだけでは、物足りなくなってきた人
- 「アウトプット」の具体的な方法を知りたい人
- 「自己成長」のスピードを上げたい人
この本がおすすめなのは、「アウトプット初心者」。
今までインプットばかりでアウトプットに意識が向いてこなかった人には、一読の価値があると思います。
実践方法は、人それぞれ。
80個すべてのアウトプット法を実践してみてもいいですし、気に入ったもの、自分に合っていそうなものだけ実践してみるのもよいでしょう。
本書は第5章で、「アウトプット力を高めるトレーニング法」が紹介されています。
ネットやSNSを使った方法が多めですが、普段から使い慣れている人は、そちらから試してみるのもいいかもしれません。
私もいくつか試してみようと思っています。
今回は、以上です。