こんにちは、早起きラガードです。
私の長年の悩みの一つが、行動力の乏しさでした。
- 「やらなくてはいけない」と頭ではわかっているのに、行動に移せない
- ついつい後回しにしてしまう
このままではいけない。この悪い癖を何とか直したい。
そう思って手に取ったのがこの一冊
この本は、私のように
何でも後回しを直したい、今すぐ行動できる人になりたい。
と考えている人に参考になる一冊です。
『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』
内容
こんなことが書かれた本です。
- すぐやる人とそうでない人の違いを、7章50項目で紹介
- 紹介されている習慣は、すぐに実践できそうなものばかり
- 「すぐやる人の習慣」とは関係なさそうなものも?
タイトルを見てすぐわかるように、この本は、明日香出版社の「習慣シリーズ」の一冊です。
「〇〇な人は△△で、〇〇でない人は××」という比較形式の項目は、このシリーズでおなじみの形式ですね。
本書では、「すぐやる人」と「そうでない人」の違いが、50項目に渡って紹介されています。
50項目というと結構数があるように感じますが、1つの項目はきっちり4ページに収まっています。
ですので、普段あまり本を読まない人でも、気軽に読むことができます。
『すぐやる人』の特徴
「すぐやる」人に必要なのは、気合と意志力?
これは個人的な考えなのですが……
「すぐやる」ことができない人には、2パターンある、と思っています。
- 何となくやる気が起きずに、行動できない
- 考えすぎたり、失敗を恐れて行動できない
本書では、そのどちらにも対処策が用意されています。
中でもより強く本書の特徴が表れているのは、「何となくやる気が起きず、行動できない」場合の対処法。
「やらないとわかっているのにできない」場合、多くの人は自分を責めます。
しかし本書では、そうした考え方を否定します。
「『すぐやる人』に必要なのは、強靭な精神力ではない」というのが、この本の主張だからです。
では、「すぐやる人」と「やれない人」の決定的な違いは何でしょう。
気合や意志力だけで、自分を動かしているのではない、というところです。「すぐやる人」は仕組みで自分を動かしています。
『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』より
その仕組みとはどのようなものなのか、については、ネタバレになってしまうのでここでの紹介は控えます。
ただ、今まで
という考えに凝り固まって、うまくいかなかった人(私もそうでしたが)には、参考になると思います。
失敗が怖い人が「すぐやる」には?
一方、「考えすぎたり、失敗を恐れて行動できない」という人には、次のような内容が役に立ちそうだと感じました。
- PDCAは小さなDoから
- 儀式でスイッチを入れる
- 根拠なき自信を持つ
この中で特徴的なのは、2ですね。
「儀式」を「すぐやる」ための方法として取り入れているところに、本書らしさが現れています。
一方で、3は少し実践が難しいかもしれません。
根拠のない自信が持てるくらいなら、「失敗を恐れて行動できない」なんて状態には、そもそも陥らないんですよね。
ただ、そのあたりのことは著者もわかっているようで、「気持ちの持ち方」以外の方法も、本書では紹介されています。
まずはそこから実践してみると、「根拠なき自信を持つ」ことができるようになるかもしれません。
これも「すぐやる人」の習慣?
「すぐやる人」の習慣が、50項目にわたって紹介されている本書。
しかし中には、これも「すぐやる人」の習慣なのかな? と首を傾げざるを得ないものも含まれていました。
- すぐやる人は、毎日カバンを空っぽにする
- すぐやる人は、人を楽しませる
- すぐやる人は、質問で前向きになる
- すぐやる人は、定期的にアップデートする
これを見ても、「すぐやる人」とどう結びつくのか想像できない人の方が多いんじゃないかと思います。
実際には、それほどおかしなことが書かれているわけではなく、それ自体は「なるほど」と思わされるものもあるにはあります。
ただ、やはり「すぐやる人の習慣」とは関係ないかな、というのが正直な感想でした。
まとめ:「すぐやる」の根底あるのは、人生は行動によって変わるという考え方
「すぐやる人」の習慣を、「やれない人」との違いで紹介している本書ですが、その根底にあるのは「人生は行動によって変わる」という考え方です。
その意味で、前に紹介した『学びを結果に変える アウトプット大全』とも重なるところがあります。
- 何でも後回しにしてしまう自分を直したい
- 「すぐやる」人になりたい
と考えている人、さらにはそれによって
- 人生を変えたい
と思っている人は、この本に書かれている方法を試してみると良いかもしれません。
今回は、以上です。