Jリーグ

これが、最も新しいJリーグの上位・中位・下位です【2019年版】

こんにちは、早起きラガードです。

過去5年の順位を元に、現在のJ1全18クラブを上位・中位・下位に分けました。

【2019年版】Jリーグの上位、中位、下位はこうなっています【過去5年の成績から】こんにちは、早起きラガードです。 Jリーグは、ヴェルディ川崎(現在の東京ヴェルディ1969)全盛期の時代から見ています。 現...

ただ、5年という期間には「一時的ではない、クラブの本当の実力がわかる」というメリットがある一方で、

  • 今まさに力を付けつつあるクラブ
  • 反対に力を落としつつあるクラブ

が、現在の実力にふさわしくないランクに入ってしまう、というデメリットもあります。

そこで本記事では、上記のデメリットを補うべく、直近のデータだけを利用して、J1全18クラブの上位・中位・下位に分けてみました。

この場合、「一時的な好不調に過ぎず、長くは続かない」ケースが混じる恐れはあるものの、上に挙げたような

  • 今まさに力を付けつつあるクラブ
  • 反対に力を落としつつあるクラブ

を評価しやすくなります。

なお、結論から先に行ってしまうと、結果は以下の通りとなりました。

上位:川崎鹿島、C大阪、浦和、札幌、広島

中位横浜FM、FC東京、G大阪、神戸、清水、鳥栖

下位:磐田、仙台、湘南、名古屋、松本大分

 

ランク分けの方法

順位の点数化方法

今回対象とするのは、2017年と2018年の2年間です。

基本的な考え方は、過去5年のデータからランク分けした上の記事と同じ。

ただ、期間が短くなったので、付与する点数を変えています。

順位の点数化方法
  • 2018年1位を36ポイントとする
  • 順位が1つ下がるごとに-2ポイント
  • 年度が1つ古くなるごとに-1ポイント
  • J2在籍時は、0ポイント

上位・中位・下位の決め方

これも上の記事と同じで

  • 2017年、2018年のポイント合計でランキング
  • 1位から6位までが「上位」
  • 7位から12位までが「中位」
  • 13位から18位までが「下位」

としています。

直近のデータからみた、J1全クラブの上位・中位・下位

ランキング

結果は次のようになりました。

順位 クラブ ポイント
1 川崎 71
2 鹿島 65
3 C大阪 55
4 浦和 51
5 札幌 45
6 広島 41
7 横浜FM 41
8 FC東京 37
9 G大阪 37
10 神戸 37
11 清水 31
12 鳥栖 31
13 磐田 31
14 仙台 29
15 湘南 12
16 名古屋 8
17 松本 0
18 大分 0

※同ポイントの場合は直近の成績を優先し、2018年の順位が上のクラブを上位としています。

過去5年の成績で見た場合と、大きく位置付けが変わっているクラブもあれば、まったく変わっていないクラブもあります。

詳しく見ていきましょう。

上位6クラブ

  • 川崎
  • 鹿島
  • C大阪
  • 浦和
  • 札幌
  • 広島

過去2年の成績で見た場合、この6クラブが上位となります。

過去5年の成績で見た場合との違いは、C大阪札幌です。

  • C大阪:中位
  • 札幌:下位

が過去5年の成績で評価したときのランクでした。

どちらも2014年から2016年の間に複数年のJ2時代があるため、5年間(2014年~2018年)で見た場合は低めの評価が出てしまうのですが、2017年以降は好成績を残しています。

C大阪は2017年に3位、札幌は2018年に4位と、上位の条件である6位以上にも一度はしっかりと食い込んでいます。

その他のクラブ(川崎、鹿島、浦和、広島)は、過去5年の場合と変わりませんでした。この4クラブは、本当に力のあるクラブと言えそうです。

過去5年の成績で見た上位6クラブ
  • 川崎
  • 鹿島
  • 浦和
  • G大阪
  • 広島
  • FC東京

中位6クラブ

  • 横浜F・マリノス
  • FC東京
  • G大阪
  • 神戸
  • 清水
  • 鳥栖

過去5年のケースと比較して、半分が入れ替わっているのがこの中位6クラブです。

具体的には、FC東京G大阪が上位だったところランクを下げ、清水が下位から浮上してきています。

FC東京は、2017年が13位と下位相当の順位だったことが響きました。

2018年は6位まで盛り返しているのですが、上位ギリギリの順位ということもあって、中位に留まっています。

G大阪は、この位置が妥当と言えるかもしれません。

  • 2017年 10位
  • 2018年 9位

と、2017年、2018年はいずれも中位相当の順位です。

過去5年の成績で、G大阪が上位に入ることができていたのは、2016年以前の好成績があったからでした。

  • 2014年 1位
  • 2015年 3位
  • 2016年 4位

見事に上位です。

そしてこの3年間と比較すると、2017年以降、力を落としていることがよくわかります。

2016年にJ2を経験している清水ですが、2017年、2018年はいずれもJ1に在籍。

中位に位置しているのは、2018年に8位に入ったことが大きく関係しています。

過去5年の成績で見た中位6クラブ
  • 横浜FM
  • 神戸
  • 鳥栖
  • 仙台
  • C大阪
  • 名古屋

下位6クラブ

  • 磐田
  • 仙台
  • 湘南
  • 名古屋
  • 松本
  • 大分

過去5年と比較して、入れ替わりがあったのは仙台名古屋です。

共に中位から下位に下がっています。

仙台は、2017年、2018年ともに順位としては中位なのですが(17年11位、18年12位)、両年とも中位の中でも下の方なので、過去2年の成績で見ると下位に属してしまっています。

2017、18年の場合、前年度J2で戦っていたクラブを除くと、両年とも下位のクラブは実は存在していません。

どちらか1年が下位であっても、もう1年は中位、もしくは上位に位置しています。

力の差が小さいJリーグらしい傾向ですが…… そうなると、両年とも中位の仙台のようなクラブが、下位に入ってしまうという事態も発生してしまいます。

一方名古屋は2017年がJ2なのと、2018年も15位と下位なので、この2年だけを取り上げた場合に意外さはありません。

名古屋が過去5年で中位に属していたのは、2014年、2015年の成績が関係しています。

  • 2014年 10位
  • 2015年 9位

と、ともに中位の順位でした。

過去5年の成績で見た下位6クラブ
  • 磐田
  • 仙台
  • 湘南
  • 名古屋
  • 松本
  • 大分

まとめ:上位、中位、下位はほぼ固まっている

上位:川崎鹿島C大阪、浦和札幌広島

中位横浜FMFC東京G大阪神戸清水鳥栖

下位:磐田仙台湘南名古屋松本大分

過去5年の成績と過去2年の成績で位置付けが変わったのは、7クラブでした。

J1は全18クラブですから、裏を返せば11クラブは過去5年も過去2年も評価は変わらなかったということになります。

「力が拮抗しており、浮き沈みが激しい」と言われるJリーグですが、少なくとも近年は上位、中位、下位はほぼ固まっているようです。

変化があったクラブで注目は、上位に食い込んできているC大阪札幌ですね。

この2クラブが、この先上位に定着していけるのかが、気になるところです。

今回は、以上です。