こんにちは、早起きラガードです。
今回は、
- 最近Jリーグを見始めたばかりの方
- Jリーグに興味はあるけど、詳しくはない方
向けに、
という、疑問にお答えします。
なお、以前似たようなタイトルの記事を書いていますが、
こちらでは、「J1とJ2のレベル差」について取り上げました。
本記事では、この記事で取り上げなかった部分を中心に、紹介していきます。
先に結論を書いてしまうと、J1とJ2の主な違いは次の通り。
- J2の方が、試合のレベルが低い
- J2の方が、試合数は多い
- J2には、基本的に中断期間がない
- J2の方が、観客が少ない
- J2の方が、賞金が少ない
- J2には、有名選手が少ない
1つずつ、紹介していきます。
J1とJ2の違い
①J2の方が、試合のレベルが低い
こちらの記事で、紹介した内容です。
J1の方が、上位のカテゴリですからね。当然試合のレベルは、J2の方が低くなります。
ただ、これは個人的な意見になるのですが、ハイレベルなプレーだけが、サッカーの魅力ではないと思います。
もちろん、レベルの高さは重要な要素ですが、それだけを求めるならUEFAチャンピオンズリーグ以外は見る必要がない、って話になりますからね。
J2にはJ2の楽しみ方があります。
②J2の方が、試合数が多い
J2は、J1よりクラブ数が多いです。
- J1:18クラブ
- J2:22クラブ
上記の通り。
さらに、大会方式は、J1、J2ともに「ホームアンドアウエーの2回戦総当たり」で変わりませんから、必然的にクラブ数が多い方が試合数も多くなります。
- J1:34試合
- J2:42試合
ファン・サポーターの立場からするとそうですが……
選手にとっては厳しいですよね。試合数が多いということは、それだけ疲弊しますから。
なお、サッカーのリーグ戦は基本的に週末開催ですから、試合数が8増えるということは、リーグ戦が2ヶ月の伸びるのと同じです。
ただ、だからといって、J2の方がJ1より2か月早く始まる、とか2ヶ月遅く終わるということはありません。
その理由を、次で紹介します。
③J2には、中断期間がない
J2には、J1と違ってリーグ戦の中断期間がありません。
その名の通り、リーグ戦を一時的に開催しない期間です。
例えば、日本代表の試合がある週。J1の場合、その週はリーグ戦が開催されません。
しかし、J2は違います。
代表戦なんてお構いなし。当たり前のように、リーグ戦は開催されます。
何しろ、W杯本大会開催期間中も、リーグ戦をやっていたくらいですからね。
中断期間がないことのデメリットは次の3つ
- チームを立て直す、まとまった期間を取ることができない
- 主力選手を休ませることができない
- 主力選手を、代表に取られることがある
J2の場合、とにかく毎週末リーグ戦がありますからね。
①、②はどのJ2のクラブにも共通しています。
一つの試合が終わってもすぐ次の試合が来てしまいますから、チームを立て直す暇がないですし、選手を休ませるには試合を欠場させなくてはなりません。
一方、③は影響を受けるクラブが限られます。
代表に選ばれる選手がいなければ問題ないですし、J2のクラブから選ばれるケースは多くないですからね。
J1より8試合も多いJ2が、J1と同じ時期に開幕して、J1と同じか、それより早い時期にリーグ戦を終了できるのも、この中断期間がないことが理由となっています。
なお、2020年の東京五輪のときには、中断期間を設ける方向で検討されているようです
④J2の方が、観客が少ない
2018年の、J1とJ2の1試合平均観客動員数は、次の通り。
- J1:19,064人
- J2:7,049人
J2の集客力は、J1の4割弱しかありません。
注目度で、どうしてもJ2はJ1に劣りますからね。コアなファンやサポーターでなければ、なかなかJ2の試合を見に行こうとはしないでしょうし。
ただ、クラブ単位で見ると、J1のクラブより集客できているJ2のクラブは存在します。
2018年J1
- 広島 14,346人
- 湘南 12,120人
- 柏 11,402人
- 長崎 11,225人
2018年J2
- 新潟 14,913人
- 松本 13,283人
⑤J2の方が、賞金が少ない
Jリーグでは優勝したクラブの他に、3位のクラブまで賞金が出ます。
これはJ1、J2共通。つまりJ2でも、3位のクラブまで賞金が出るのです。
ただし、その額には大きな開きがあります。
J1の賞金
- 優勝 3億円
- 2位 1億2千万円
- 3位 6千万円
J2の賞金
- 優勝 2千万円
- 2位 1千万円
- 3位 5百万円
大分違いますね。
この他に、2017年から2019年の期間にはJリーグから順位に関わらず支給される均等配分金というものがあるのですが、この金額も、J1とJ2で差が付けられています。
- J1 3億5千万円
- J2 1億5千万円
優勝賞金より多い均等配分金って何? って気が、しないでもないですが。
⑥J2には、有名選手が少ない
これはまあ、どうしてもそうなりますね。
J1の方がレベルが高いことは間違いないですし、J2で頭角を現した選手が、J1のクラブに引き抜かれてしまうケースも少なくないですから。
選手だって、レベルも年俸の高いJ1でプレーしたいと思うのが普通だと思います。
所属クラブに、よほど愛情があるのなら別ですが。
まとめ:やっぱりJ2よりJ1の方がいい
- J2の方が、試合のレベルが低い
- J2の方が、試合数は多い
- J2には、基本的に中断期間がない
- J2の方が、観客が少ない
- J2の方が、賞金が少ない
- J2には、有名選手が少ない
J1とJ2の主な違いについて、紹介してきました。
書いているときにふと思ったのですが、ファン・サポーター目線で捕えると、J2も悪い点ばかりではないかもしれません。
純粋に応援しているクラブの試合が見たい、というだけであれば、
- レベルが低い
- 有名選手が少ない
という点には目を瞑れるでしょうし、
- 試合数が多い
- 中断期間がない
というのは、嬉しい点だったりしますから。
ただ、
と言われたら、即座に拒否しますね。
やっぱり、J2より、J1の方がいいに決まってます。
今回は、以上です。