Jリーグ

Jリーグの昇格と降格の仕組みはこうなっています。

こんにちは、早起きラガードです。

Jリーグの昇格と降格の仕組みって、どうなっているんだろう?

今回は、こんな疑問にお答えします。

なお、Jリーグには現在、以下のような3つのカテゴリが存在しています。

J1リーグ ・最上位カテゴリ
・定員は18クラブ
J2リーグ ・二部相当
・定員は22クラブ
J3リーグ ・三部相当
・16+3クラブが参加

本記事では、J1とJ2の昇格・降格だけでなく、J2とJ3の昇格・降格についても紹介していきます。

※Jリーグのチームについては、こちらでも紹介しています。

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J1・J2間の昇格・降格

J1とJ2の間では、毎年最大3クラブの入れ替わりが発生します。

J1からJ2への降格枠が、最大3クラブ。

J2からJ1への昇格枠も同様で、最大3クラブです(J1の定員は決まっていますから、当たり前ですね)。

ただし、毎年確実に3クラブの入れ替わりが発生するわけではありません。

2クラブしか入れ替わらない年もありますし、1クラブ以下になる可能性もあります。

J2降格とJ1昇格の条件

J2降格とJ1昇格には、次の2つの枠が存在しています。

  1. 自動降格(昇格)枠
  2. プレーオフ枠

どちらの枠になるのかを決定するのは、シーズン終了時点での順位

具体的には、次のようになっています。

J1→J2の降格条件

J1 15位以上 自動的にJ1残留
J1 16位 J参入プレーオフで優勝するとJ1残留
J1 17位・18位 自動的にJ2降格

J2→J1の昇格条件

J2 1位・2位 自動的にJ1昇格
J2 3位~6位 J参入プレーオフで優勝するとJ1昇格
J2 7位以下 J1昇格の可能性はない

1.J1・J2間の自動降格(昇格)枠

J1→J2の降格条件

J1 15位以上 自動的にJ1残留
J1 16位 J参入プレーオフで優勝するとJ1残留
J1 17位・18位 自動的にJ2降格

J2→J1の昇格条件

J2 1位・2位 自動的にJ1昇格
J2 3位~6位 J参入プレーオフで優勝するとJ1昇格
J2 7位以下 J1昇格の可能性はない

 

最大3つあるJ1・J2入れ替え枠のうち、自動降格(昇格)枠は2つです。

J1で最下位(18位)、もしくは下から2番目(17位)になったクラブは問答無用でJ2降格

一方、J2で1位と2位のクラブは、それだけでJ1昇格が約束されます。

※なお、実際には成績を満たしても昇格できないケースも存在します。それについては、後ほどご紹介します。

この自動枠には、一切の救済措置がありません。

オリジナル10だろうがタイトル経験クラブだろうが、成績が振るわなければ容赦なく降格させられます。

※Jリーグのオリジナル10については、こちらで紹介しています。

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2.J1・J2間のプレーオフ枠

J1→J2の降格条件

J1 15位以上 自動的にJ1残留
J1 16位 J参入プレーオフで優勝するとJ1残留
J1 17位・18位 自動的にJ2降格

J2→J1の昇格条件

J2 1位・2位 自動的にJ1昇格
J2 3位~6位 J参入プレーオフで優勝するとJ1昇格
J2 7位以下 J1昇格の可能性はない

最大3つあるJ1・J2入れ替え枠のうち、最後の1枠を決めるのがJ1参入プレーオフです。

J1参入プレーオフの仕組みを簡単に説明すると、

  1. J2の3位から6位までのクラブがトーナメントを戦う
  2. トーナメントを勝ち抜いたクラブが、今度はJ1 16位と試合をし、勝った方がJ1昇格(残留)となる

というものになります。

どうしてわざわざトーナメントなんてやるんだろう? 入れ替え戦なら、J1の16位とJ2の3位が戦うだけでいいんじゃないの?

Jリーグはその理由として、以下の3点を挙げています。

  • J2リーグ戦の活性化
  • 新しいファンの開拓
  • J2クラブの経営、環境改善の促進

要するに、中位のクラブにもモチベーションを与えて、リーグを最後まで盛り上げようということですね。

3位には届かないけど、6位なら何とか行けるぞ!

というクラブにとっては、最後までJ1昇格の望みが持てるわけです。

ちなみにこのような昇格プレーオフは、プレミアリーグ(イングランド)やセリエA(イタリア)といった、欧州4大リーグでも採用されています。

※関連記事です。J1の座を巡るプレーオフは、過去に何度か方式が変更されています。

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J2・J3間の昇格・降格

J2とJ3の間では、毎年最大2クラブの入れ替わりが発生します。

こちらは、J1・J2間のようなプレーオフは存在せず、自動枠しかありません。

具体的な条件は、次の通り。

J2→J3の降格条件

J2 20位以上 自動的にJ2残留
J2 21位・22位 自動的にJ3降格

J3→J2の昇格条件

J3 1位・2位 自動的にJ1昇格(U-23チーム以外)
J3 3位以下 1位・2位がU-23のチームだった場合、J2昇格の可能性あり

※J3の入れ替えに関する順位は、U-23のチームを除いた形で決められます。そのためJ3 で3位以下だったとしても、J2昇格の可能性はあります(J3の1位と2位がともにU-23のチームだった場合、昇格枠は3位と4位のチームに与えられる)。

成績を満たしていても、上位カテゴリに昇格できないケースがある

ここまで、成績による各カテゴリ間の昇格・降格条件について紹介してきました。

Jリーグではこの他に、特に上位カテゴリに昇格する場合に必要となる条件があります。

それが、カテゴリごとに存在するクラブライセンスの取得です。

クラブライセンスが取得できていなければ昇格できない

Jリーグでは2013年から、クラブライセンス制度という仕組みを導入しています。

これは、簡単に言うと各カテゴリのリーグ戦の参加資格で、これを取得しないとクラブは各カテゴリのリーグ戦に参加することができません。

つまり、上位カテゴリのライセンスを取得していなければ、下位カテゴリで条件を満たす成績を残しても昇格できないのです。

※成績を満たしても昇格できないケースが存在する、というのが、このケースに当たります。

J2の場合、J1ライセンスがなければ6位以内に入ったとしても、J1参入プレーオフの出場資格すら与えられません。

昇格の場合、順位の繰り上げは発生しない

じゃあ、J1ライセンスを取得していないクラブが、J2で優勝した場合はどうなるんだろう? 2位と3位のクラブが自動昇格になるの?

なりません。

ライセンス未取得のクラブが条件を満たした場合、順位の繰り上げは発生せず、その年のその枠が条件を満たしたライセンス未取得クラブの数だけ減ることになります。

上のケースで言うと、

  • 自動昇格枠:2 → 1
  • プレーオフ枠:変化なし

となり、2位のクラブだけが自動昇格、3位から6位は通常通りプレーオフということになります。

降格の場合は、順位の繰り下げが発生する

なるほど、枠が一つ減っちゃうのか。ということは、降格の方もそうなのかな?

こちらはその通りで、上位カテゴリでは降格枠が一つ減り、順位が繰り下がることになります。

「J1ライセンス未取得クラブがJ2優勝」のケースに当てはめると、

  • 16位:プレーオフ参加から残留へ
  • 17位:自動降格からプレーオフ参加へ
  • 18位:変化なし

という、上位カテゴリのクラブにとって大変ありがたい状況となります。

ライセンス未取得クラブの順位例

ライセンス未取得クラブの順位例を、いくつか紹介しておきます

J2 1位と2位がともにライセンス未取得

  • 自動昇格枠は2→0へ
  • プレーオフはJ2 3位~6位とJ1 18位で実施

J2 3位から6位のクラブがライセンス未取得

  • 自動昇格枠は変化なし
  • プレーオフはライセンス未取得クラブを除くJ2 3位~6位と、J1 16位で実施

J3 1位もしくは2位のクラブがライセンス未取得

  • 自動昇格枠は2→1へ
  • J2 22位のみがJ3降格

まとめ:Jリーグの昇格には、成績とライセンスが必要

各カテゴリの、順位による基本的な昇格・降格条件をまとめておきます。

J1

16位 J1参入プレーオフに参加
17位、18位 J2に自動降格

J2

1位、2位 J1に自動昇格
3位~6位 J1参入プレーオフに参加
21位、22位 J3に自動降格

J3

1位、2位 J2に自動昇格
3位以下 U-23クラブが1位、2位の場合はJ2昇格の可能性あり

これに加えて昇格には、上位カテゴリのライセンスが必要になります。

そんなのどこのクラブでも当たり前に取得できてるんだろ!

と思ってしまいそうですが、2018年にJ2 4位になった町田は、まさにこの条件に引っかかってJ1参入プレーオフに参加できませんでした。

時々話題になるケースなので、覚えておいて損はないと思います。

今回は、以上です。

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