サッカー

ACL、日本の出場枠は? どのクラブに出場権が与えられるかについても説明します。

こんにちは、早起きラガードです。

ACLって、日本から何チーム出場できるんだろう? そもそも出場クラブって、どうやって決まるのかな?

今回は、こんな疑問にお答えします。

なお、先に結論を言ってしまうと、

  • 2020年の日本のACL出場枠は「2+2」
  • 2021年、2022年は「3+1」に拡大
  • ACLに出場するクラブは、J1リーグと天皇杯の結果で決まる

となっています。

そもそも、ACLってどんな大会?

アジアNo.1クラブを決める大会

ACLの正式名称は、AFCチャンピオンズリーグ

英語表記のAFC Champions Leagueの頭文字を取って、ACLと呼ばれています(AFCはアジアサッカー連盟のことです)。

目的は、アジアNo.1クラブを決めること。そのためアジアのクラブチームにとって、最も権威の高い大会となっています。

※ヨーロッパのサッカーに詳しい方は、UEFAチャンピオンズリーグのアジア版と考えていただければOKです。

UEFAチャンピオンズリーグについては、「チャンピオンズリーグとは、どんな大会? 日本で見る方法についても紹介します【サッカー】」という記事でも紹介しています。

いつからやっている?

ACLとして始まったのは、2002年です。

既に行われていた次の3つの大会を統合し、発展的に解消させることで発足しました。

  • アジアクラブ選手権
  • アジアカップウィナーズカップ
  • アジアスーパーカップ

前身の大会まで含めると、開始年は1967年まで遡ります。

出場枠はAFCのランキングで決まる

「チャンピオンズリーグ」という名前の通り、この大会は希望すればどのクラブでも参加できる、というわけではありません。

参加資格があるのは、各国のリーグ戦、カップ戦の王者と、上位クラブのみ。

各国の出場枠は、2021年大会からはAFC協議会ランキング(AFC Club Competitions Rankingで決まり、最大は3+1となる予定です。

※+1については、後ほど説明します。

余談ですが、出場枠の決め方は過去何度か変更があり、2015年から2020年大会まではAFC MAランキングという、AFC加盟国(正確には加盟協会)の順位で決められていました。

ただ、このAFC MA ランキング、クラブの成績の他に、代表チームの成績も加味して算出されるので、クラブチームの大会であるACL出場枠を決める基準として用いられるのには少々違和感のあるものでした。

その点、2021年大会から新たに採用されるAFCクラブ競技会ランキングは、100%クラブの成績だけで決まり、代表チームの成績は加味されません。

代表チームが強い日本は優遇されてきた側ではあるのですが…… 個人的には、これが本来の姿なのだろうと思っています。

日本の出場枠はどうなってる?

2020年大会の日本のACL出場枠は、「2+2」でした。

  1. 横浜F・マリノス
  2. ヴィッセル神戸

が、最初の「2」として、

  1. FC東京
  2. 鹿島アントラーズ

が、「+2」として出場しています。

2021年、2022年大会については、この枠が拡大し「3+1」となります。

+△って何?

これまで特に説明もなく使ってきた、+1とか+2とかの表記ですが、この+△という数字は、プレーオフ出場のクラブ数を表しています。

と、これだけ伝えられても、

 

プレーオフって何?

 

っていう話ですよね。

今まで「ACL出場枠」と一括りに呼んできましたが、実は出場枠には大きく分けて次の2種類があります。

  1. 本大会出場枠
  2. プレーオフ出場枠

※「本大会出場枠」は、「グループステージ出場枠」と呼ばれることもあります。

「本大会出場枠」は、特に説明はいらないかと思います。文字通り、ACL本大会に無条件で出場できる枠<ですね。

「ストレートイン」と呼ばれることもあり、先ほどの表記「出場枠〇+△」で言うと、「〇」の部分がこの本大会出場枠に当たります。

一方、プレーオフ出場枠ですが、こちらの枠では本大会に無条件で出場することはできません。

本大会に出場する前に、「プレーオフ」と呼ばれる予選で勝つ必要があります。当然ながら、プレーオフで負けてしまうと本大会には出場することができません。

Jリーグのクラブがプレーオフで敗退したというケースは、今のところ2020年の鹿島だけです。

1チームだけとはいえ、負けているケースもありますからね。

やはり「ストレートイン」を狙いたいところです。

日本は東地区の2位

2020年は2+2だったのが、2021年から3+1になったってことは、出場枠は拡大したってことでいいのかな?

本大会出場枠が「2」から「3」になったので、拡大しています。

ACLの出場枠は東西で別になっているのですが、2020年大会までの東地区は韓国と中国にが「3+1」が与えられていました。

しかし、

  • 2017年浦和:優勝
  • 2018年鹿島:優勝
  • 2019年浦和:準優勝

といった近年のJリーグクラブの活躍もあり、日本は韓国を抜いて東地区の2位に浮上。

「2+2」枠から、最大の「3+1」枠に復帰しています。

クラブレベルでの中国は強い

日本が2位ってことは、東地区で1位は中国ってこと? ちょっと違和感あるけど…… 代表チームはそこまで強くないよね?

確かに、中国は代表チームの実績では日本や韓国と比較すると、随分劣ります。

AFCアジアカップで優勝したことはないですし、W杯予選では最終予選まで進めないこともありますからね。

ただ、クラブレベルでの中国は非常に強いです。

というのも、近年の経済成長を背景に、豊富な資金力にモノを言わせて、有力な外国人選手を獲得しているからです。

現役のブラジル代表選手が所属していたりしますからね。アジアでは反則レベルの個人能力です。

ただ、実はそういう選手が所属しているクラブと対戦できることが、ACLの大きな魅力だったりします。

有力外国人選手との対戦は大きな魅力

現役のブラジル代表選手と真剣勝負ができる舞台なんて、そう多くはないですからね。

アジア最高のタイトルがかかった大会の公式戦であることを考えると、真剣度は代表チームの親善試合なんて比較にならないレベルです。

そういう舞台で、自分の応援しているクラブや選手たちが、強豪国の代表や元代表の外国人選手たち相手にどれだけ戦うことができるのか。

考えただけでも、ワクワクしてきませんか?

勝敗はもちろん大事です。でもそれと同じか、それ以上に、90分間の戦いぶりも見てもらいたいと思います。

幸い、ACLは日本でも中継がありますので、観戦は可能です。

※ACLの視聴方法については、「ACLはどこで放送している? 無料で見ることもできます【サッカー】」という記事で紹介しています。なお、DAZNではACLを見ることはできません。

日本で出場枠が与えられるクラブは?

すみません、話が少し逸れました。

日本に与えられた3+1のACL出場枠について、見ていきましょう。

日本では、次のクラブにACLの出場権が与えられることになっています。

ACL出場権の獲得条件

本大会出場枠(3) J1リーグ 優勝
J1リーグ 2位
天皇杯 優勝
プレーオフ出場枠(1) J1リーグ 3位

 

天皇杯優勝クラブにも出場権が与えられるところが、ちょっと変わっているところかもしれません。

UEFAチャンピオンズリーグの場合、出場権はシンプルにリーグ戦の順位に応じて与えられますからね。

カップ戦王者への出場権付与はAFCが決めている

天皇杯の優勝クラブにも、ACLの出場権。それって日本の独自ルールなのかな?

何となく、そんな感じがしなくもないですが、違います。

カップ戦の優勝クラブにACL出場権を与えることは、AFC(アジアサッカー連盟)が規定しています。

これについては、ACLの前身の1つに「アジアカップウィナーズカップ」があることが関係していると思われます。

この大会は、カップ戦の王者が出場する大会でした。

そのため、ACLにもカップ戦王者の出場枠が残ったものと思われます。

クラブが重複した場合はどうなる?

出場権を与えられる大会が2つありますから、当然クラブが重なるケースはありますよね。

具体的にはJ1リーグ3位以上のクラブが、天皇杯で優勝した場合です。

この場合の考え方はシンプルで、クラブが重複した場合は、J1リーグ4位のクラブに繰り上がりで出場権が与えられます。

 

J1リーグ優勝、2位、3位のクラブが天皇杯で優勝したそれぞれのケースは、次の通り。

J1リーグ優勝クラブが天皇杯優勝

本大会出場枠(3) J1リーグ・天皇杯 優勝
J1リーグ 2位
J1リーグ 3位
プレーオフ出場枠(1) J1リーグ 4位

 

J1リーグ2位のクラブが天皇杯優勝

本大会出場枠(3) J1リーグ 優勝
J1リーグ 2位・天皇杯優勝
J1リーグ 3位
プレーオフ出場枠(1) J1リーグ 4位

 

J1リーグ3位のクラブが天皇杯優勝

本大会出場枠(3) J1リーグ 優勝
J1リーグ 2位
J1リーグ 3位・天皇杯 優勝
プレーオフ出場枠(1) J1リーグ 4位

まとめ:ACL出場枠が、今後も安泰という保証はない

  • 2020年の日本のACL出場枠は「2+2」
  • 2021年、2022年は「3+1」に拡大
  • ACLに出場するクラブは、J1リーグと天皇杯の結果で決まる

2021年大会から、日本の出場枠は「3+1」に戻ります。

これは、既に書いた通り近年のJクラブの活躍によるものですが、油断しているとまたいつ枠が減らされるわかりません。

ACLに出場するクラブの責任は、重大と言えます。

ぜひ頑張ってもらいたいですね。

今回は、以上です。

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