こんにちは、早起きラガードです。
高級ノートの中でもちょっと変わった特徴を持っているのが、ジークエンス360°ノート。
ゼニス・エンタープライズという、タイの会社の製品です。
東南アジアの会社が作っている高級ノート、というだけでも珍しいのですが、変わっているのはそれだけではありません。
このノート、その名の通り360°開くことができてしまうのです。
というわけで今回は、「ジークエンス360°ノート」をご紹介します。
ジークエンス360°ノートの基本情報
ジークエンス360°ノートの基本ラインアップ
サイズ | 寸法(㎜) |
価格(税抜) | |
通常(200枚) | スリム(100枚) | ||
LL | 190×250 | – | 1,750円 |
L(A5) | 148×210 | 1,600円 | 1,400円 |
M(B6) | 125×178 | 1,400円 | 1,200円 |
S | 105×140 | 1,100円 | – |
ミニ | 90×140 | 700円※ | – |
ジークエンス360°ノートのラインアップは、上の表の通り。
価格が「通常」と「スリム」に分かれているのは枚数(ページ数)の違いで、「通常」が200枚(400ページ)、「スリム」が100枚(200ページ)となっています。
ただ、実際には「スリム」は決してスリムではありません。
というのも、他の高級ノートでは、1冊のページ数が170~250であることが普通だからです。
ジークエンス360°ノートの場合、「スリム」で既に200ページありますからね。
むしろ、「スリム」の方を普通と呼んで、「通常」扱いになっている200枚(400ページ)の方を「大ボリューム」と呼んだ方がいいくらいです。
※なお、「ミニ」だけは他と違い、「通常」でも「スリム」でもない128枚(256ページ)となっています。
すべてのサイズに共通しているのは、以下2つ。
- カラー:ブラック、レッド、ホワイト
- 内容:方眼、横罫
カラーは表紙の色のことで、ページまでブラックやレッドということはありません。
また、A5サイズが200ページで1,400円(スリムタイプ)なので、高級ノートとしてはリーズナブルな部類に属すると言えます。
ジークエンス360°ノートのその他のラインアップ
ジークエンス360°ノートは、既にご紹介した基本ラインアップだけがすべてではありません。
基本ラインアップの他に、以下のシリーズが存在しています。
- リポーター
- ギャラクシー
- ザ・カラー
- その他(バイカラー、ロゴ裏)
リポーター
リポーターは、縦開きのメモ帳タイプのノートです。
カラーと内容は、基本ラインアップと同じで以下の通り。
- カラー:ブラック、レッド、ホワイト
- 内容:方眼、横罫
枚数は、基本ラインアップのスリムタイプと同じ、100枚(200ページ)のものだけが用意されています。
ギャラクシー
サイズ | 寸法 | 価格(税抜) |
L | 128×210 | 1,600円 |
M | 100×178 | 1,400円 |
ミニ | 90×140 | 950円 |
ギャラクシーは、
- 宇宙を意識したメタリック調の表紙
- 縦長(ナローサイズ)
が特徴のラインアップです。
カラー、内容、枚数ともに基本ラインアップとは異なっていて、それぞれ
- カラー:ブルー、ダークグレー、シルバー、ゴールド
- 内容:方眼
- 枚数:128枚
となっています。
ザ・カラー
サイズ | 寸法 | 価格(税抜) |
L(A5) | 148×210 | 1,600円 |
M(B6) | 125×178 | 1,400円 |
ミニ | 90×140 | 950円 |
ザ・カラーはその名の通り、表紙のカラーバリエーションが豊富なラインアップです。
その数、何と15色。
- ベージュ
- マスタード
- オリーブ
- ライト・ブルー
- ライラック
- トープ
- アプリコット
- ジェイド
- ロイヤル・ブルー
- ベリー
- ストーム
- グレナディア
- エメラルド
- ダーク・ネイビー
- スカーレット・ガム
用意されているL、M、ミニの3サイズが、いずれも基本ラインアップと同じ寸法なのもうれしいところ。
ただし、
- 枚数が100枚(200ページ)
- 内容はドットのみ
という点には、注意が必要です。
その他のラインアップ
この他、ジークエンスには、
- 横罫と方眼が一冊になった「バイカラー」
- 基本ラインアップの「ミニ」より、さらに小さい「ロゴ裏」
といった、ちょっと変わったラインアップも存在しています。
独特過ぎるのは、やはり「バイカラー」ですね。
横罫と方眼を一冊にしたノートというのは、他ではちょっと見ない製品だと思います。
ジークエンス360°ノートの紙質
ノートの紙質は、大きく「つるつるとした手触りの滑らかなタイプ」と「ざらざらとした引っ掛かりを感じるタイプ」に分かれます。
ジークエンス360°ノートの場合、基本的には「滑らかなタイプ」。
「基本的に」と含みを持たせているのは、典型的な「滑らかタイプ」であるプレミアムCDノートやノーブルノートほどペン先が滑るということはなく、わずかに引っ掛かりを感じるところもあるからです。
引っ掛かりというと、少々ネガティブなイメージを持たれるかもしれませんが、ペン先が滑り過ぎるのが苦手な私には、むしろこの引っ掛かりがとても心地いい。
このノートに、LAMYのサファリ(万年筆)を使って書くのが気に入っています。
紙の厚さはそれほどありませんが、裏抜けはほとんど気にならないレベルです。
ジークエンス360°ノートはフラットに開く?
360度ページが開けることが特徴のジークエンス360°ノートですが、180度フラットにページを開くことも問題なくできます。
360度開けることもすばらしいですが、180度フラットに開けなければ、意味がないですからね。
もちろん、360度開くこともできます。
ジークエンス360°ノートの優れているところは、こうやって二つに折るような開き方をしても、ノートへのダメージがほとんどないこと。
手元に3年以上使ったジークエンス360°ノートがあるのですが、今のところページが外れたことはもちろん、ページが外れかけたことすら、一度もありません。
※なお、360度ページを開いて使いたいなら、スリムタイプ(100枚)の方の購入をおすすめします。通常タイプは枚数が多いだけあってそれなりに分厚く、360度開いて使うには向いていないからです。
ジークエンス360°ノートの罫線と耐久性
ジークエンス360°ノートの罫線は、薄めです。
そのため、筆記の邪魔にはならないと思います。
360度ページを開くことできる、という特徴から想像できるように、表紙はソフトカバー一択(一部を除いて)。
材質はポリウレタン製の合成皮革で、造りはしっかりとしています。
そのままでも十分頑丈なため、カバンに入れて持ち運ぶ場合でも、表紙に改めてカバーを付ける必要などはないと思います。
ジークエンス360°ノートはリーズナブル?
ジークエンス360°ノートは、高級ノートとしてはリーズナブルな部類に属します。
他の高級ノートの比較は、次の通り(A5サイズで比較、モレスキンはA5がないため「ラージタイプ」)。
ノート | ページ数 | 価格(税抜) | ページ単価 |
ウェブノートブック(ロディア) | 192 | 2,400円 | 12.5円 |
モレスキン | 240 | 2,900円 | 12.1円 |
ロイヒトトゥルム | 249 | 2,900円 | 11.6円 |
ジークエンス360°ノート(スリム) | 200 | 1,400円 | 7円 |
プレミアムCDノート | 192 | 900円 | 4.69円 |
MDノート | 176 | 800円 | 4.55円 |
ノーブルノート | 200 | 900円 | 4.5円 |
ジークエンス360°ノート | 400 | 1,600円 | 4円 |
一冊の価格は高く見えるジークエンス360°ノートですが、ページ単価で見ると決してそうではないことがわかります。
特に、通常タイプ(200枚400ページ)は、高級ノートとしてはかなりリーズナブルです。
ジークエンス360°ノートのまとめ
本記事では、ジークエンス360°ノートについて紹介してきました。
ジークエンス360°ノートは、ページを360度開けることが一番の特徴として挙げられますが、それができるだけのしっかりとした作りにこそ、魅力があります。
つるつるとして滑らかな手触りでありながら、ペン先が滑り過ぎないところも、個人的には気に入っているところ。
滑らか過ぎるノートが苦手な方は、一度試してみる価値はあると思いますよ。
今回は、以上です。