日本製高級ノートで外せないのが、ライフ株式会社の「ノーブルノート」。
「Lライティングペーパー」という、ライフ株式会社オリジナルの紙が使われたノートです。
今回は、このノーブルノートを紹介していきます。
ノーブルノートのラインアップ
※価格は税込みです。
ノーブルノートのサイズはB6、A5、B5、A4の4種類。
中身は方眼、横罫、無地の3種類で、いずれもノートのラインアップとしては非常にオーソドックスです。
B6、A5といったJIS規格は大きさをイメージしやすいので、実物を手に取ることのできないネットでの購入時に便利。
なお、方眼は5×5ミリと一般的な幅ですが、横罫が8ミリと他のノートよりやや広めになっています(他のノートの場合、7ミリ幅が多い)。
ノーブルノートの特徴
ノーブルノートの紙質
ノーブルノートでは、既にご紹介した通り「Lライティングペーパー」という紙が使われています。
正確には、二色展開しているLライティングペーパーのうち、「クリーム」の方(もう一色は「ホワイト」)。
その名の通り、ノーブルノートのページは開いてすぐにわかるはっきりとしたクリーム色をしています。
色以外の特徴としては、次の2つがあります。
- つるつるとした手触り
- 厚みのあるしっかりとした紙
表面はなめらかで、つるつるとした手触りがあります。
万年筆を使って文字を書くと、引っ掛かりが少なくペン先がかなり滑る印象。
「つるつる系」の紙が好みの方は、気に入っていただけるんじゃないかと思います。
また、高級ノートだけあって、一枚一枚の紙に厚みがあり、しっかりとした印象があります。
「インクによるにじみや裏抜けが少ない」と裏表紙に記載がある通り、裏抜けの心配はほとんどありません。
このあたりは、「Made in Japan」といったところでしょうか。
ノーブルノートのちょっと変わった(ように見える)綴じ方
ノーブルノートを垂直方向から見ると、少し変わった綴じ方をしていることに気が付きます。
ノーブルノートは、4冊のノートを1冊に貼り合わせたような綴じ方に見えるのですね。
こんな感想を抱かれた方も、いるかもしれません。
ただ、実はこれ自体はそれほど特別なことではないのですね。
というのも、「ページ数の少ないノートをくっつけて、1つにする」という綴じ方自体は、他の多くのノートでも変わらないからです。
ノーブルノートの場合「ページ数の少ないノート」部分のページ数が多いため、それが目立って見えてしまっているのだと思われます。
ページを開いたときの影響は?
ノーブルノートで少し残念なところは、すべてのページがきれいに開けるわけではないという点です。
綴じ方が影響していると思うのですが、机に広げたときに左右どちらかのページが大きく浮き上がってしまったり、中央部分が書きにくかったりするんですよね。
きれいに開けるページもあるのですが。
また、1冊につき2ヶ所だけですが真ん中に、表紙(裏表紙)の一部がはみ出している箇所もあります。
紙質は非常に良いノーブルノートですが、こういった点には少し注意が必要かもしれません。
携帯する場合は、カバーの利用も
B6、A5といった、携帯性に優れた小さめサイズも揃っているノーブルノートですが、カバンに入れて頻繁に持ち運ぶという場合には、ちょっと注意が必要かもしれません。
ノーブルノートの表紙と裏表紙には厚紙が使用されているのですが、これがそれほど頑丈な作りになっていないからです。
表紙の傷みが気になる方には、ノートカバーの利用をおすすめします。
ノーブルノートは「リーズナブル」
A5サイズのノーブルノートの価格は、税込990円。
同じ価格帯の高級ノートとしては、
- プレミアムCDノート(日本ノート)
- MDノート(デザインフィル/ミドリ)
があります。
3つのノートの比較は、次の通り(A5サイズ、税込)。
ノート | ページ数 | 定価(税込) | ページ単価 |
プレミアムCDノート | 192 | 990円 | 5.2円 |
MDノート | 176 | 880円 | 5円 |
ノーブルノート | 200 | 990円 | 4.95円 |
ページ単価で見ると、ごくわずかな差ではあるものの、ノーブルノートが最もリーズナブルです。
一方、モレスキンやロディアのウェブノートブック、ロイヒトトゥルムとの比較は次の通り。
ノート | ページ数 | 定価(税込) | ページ単価 |
ウェブノートブック(ロディア) | 192 | 2,640円 | 13.8円 |
モレスキン | 240 | 3,190円 | 13.3円 |
ロイヒトトゥルム | 249 | 3,190円 | 12.8円 |
プレミアムCDノート | 192 | 990円 | 5.2円 |
MDノート | 176 | 880円 | 5円 |
ノーブルノート | 200 | 990円 | 4.95円 |
モレスキンやウェブノートブック、ロイヒトトゥルムはページ単価が10円を超えていますからね(モレスキンはA5のラインアップがないので、「ラージサイズ」で比較)。
ノーブルノートが、かなりリーズナブルな高級ノートであることがお分かりいただけるかと思います。
「ノーブルノート」のまとめ
本記事では、日本製高級ノートの一つ、ノーブルノートをご紹介しました。
ノーブルノートは高級ノートとしてはリーズナブルな部類に属しているため、高級ノート初心者の方でも比較的手に取りやすいのではないかと思います。
日本製だけあって、品質は文句なし。
ライフ社オリジナルの「Lライティングペーパー」の滑らかな書き心地は、ノート好き、文房具好きなら一度試してみる価値はあると思います。
今回は、以上です。