Jリーグ

Jリーグの昇格と降格の仕組みはこうなってます【2019年版】

※Jリーグの昇格と降格については、こちらで最新情報を紹介しています。

こんにちは、早起きラガードです。
Jリーグを、開幕初年度から追い続けています。

Jリーグには現在、J1からJ3まで3つのカテゴリがあります。

各カテゴリの参加クラブは、毎年同じではありません。

カテゴリ間で、クラブの入れ替えが発生するからです。

いわゆる、Jリーグの昇格・降格です。

本記事では、

  • 下位のカテゴリから上位のカテゴリに昇格する条件
  • 上位のカテゴリから下位のカテゴリに降格になる条件

を詳しく見ていきます。

この記事からわかること

  • J1とJ2は毎年最大3クラブが入れ替わる
  • J2とJ3は毎年最大2クラブが入れ替わる
  • 昇格・降格は、自動で決まる場合とプレーオフによって決まる場合がある
  • 成績を満たしていても、昇格できないケースもある

JリーグはJ1、J2、J3の三部構成

本題に入る前に、まずはJリーグの階層構造を確認しておきましょう。

Jリーグは現在、次のような三部構成になっています。

J1 ・最上位カテゴリ
・定員は18クラブ
J2 ・二部相当
・定員は22クラブ
J3 ・三部相当
・15+3クラブが参加

J3には、23歳以下の若手を中心に構成されたチームを参加させているクラブが3つあります。

15+3の「+3」はそのクラブを示していて、FC東京U-23、ガンバ大阪U-23 、セレッソ大阪U-23が該当します。

J1昇格とJ2降格の条件

J1とJ2の間で、毎年最大3クラブの入れ替えが発生する、というのは既に書いた通りです。

「最大」というやや曖昧な表現を使ったのは、単純にJ1で成績下位の3クラブとJ2で成績上位の3クラブが入れ替わるだけではないからで、そこにはもう少し複雑な仕組みが存在しています。

順位によって、自動的にJ1昇格・J2降格が決まるケースと、そうでないケースがあるのです。

自動的にJ1昇格・J2降格が決まるケース

  • J1の17位と18位は自動で降格
  • J2の1位と2位は自動で昇格

最大3クラブのJ1・J2入れ替え枠のうち、2クラブはシンプルです。

J1昇格・J2降格が自動で決まるからです。

J1の場合、対象は最下位と下から2番目のクラブ。つまり18位と17位のクラブが自動でJ2に降格することになります。

この自動降格に、一切の救済措置はありません。

オリジナル10だろうが、過去に何度もJ1でタイトルを獲得しているような名門クラブだろうが、前年の成績が振るわなければ容赦なくJ2に降格させられます。

一方J2は、1位と2位のクラブが対象。自動的にJ1昇格が決まります。

※実際には、J2で2位以内に入ってもJ1に昇格できないケースが存在するのですが、それについては後ほど説明します。

昇格・降格に条件が付くケース

  • 昇格・降格の最後の1枠は、J1参入プレーオフによって決定
  • J1の16位と、J2の3位から6位のクラブが参加

J1昇格・J2降格に条件が付くのは、最大3クラブの入れ替え枠のうちの、最後の1つ。

実はこの1枠は、過去に何度かルールの変更が行われてきました。

J1 16位とJ2 3位の入れ替え戦が行われていた時期もありますし、J1 16位が、他の2枠同様自動降格だった時期もあります。

現在実施されているのは、2018年に導入された「J1参入プレーオフ」という仕組み。

翌年J1に参加するための椅子を賭けて、J1 16位のクラブと、J2の3位から6位までのクラブがトーナメント形式の勝ち抜き戦を実施するというものです。

Jリーグ初心者
Jリーグ初心者
どうしてわざわざトーナメントなんてやるんだろう? 入れ替え戦なら、J1の16位とJ2の3位が戦うだけでいいんじゃないの?

Jリーグはその理由として、以下の3点を挙げています。

  • J2リーグ戦の活性化
  • 新しいファンの開拓
  • J2クラブの経営、環境改善の促進

要するに、中位のクラブにもモチベーションを与えて、リーグを最後まで盛り上げようということですね。

J2は22クラブもありますから、昇格の可能性を3位までのクラブにしか与えないと、

「3位には届かない。と言って、J3に降格するような順位まで落ちる心配もない」

というクラブが、リーグ後半に大量発生してしまうんです。

そういうクラブって何をモチベーションにリーグを戦えばいいかわからなくなりますし、ファンやサポーターも見ていておもしろくないですよね。

勝っても負けても、何にもつながらないわけですから。

これが3位ではなく、6位まで昇格の可能性がある、ということになると、何のモチベーションもなくリーグ後半を戦うクラブの数がぐっと少なくなるわけです。

3位のクラブにとっては余計な試合が増えるわけですから、たまったものじゃないですが…

ちなみにこのような昇格プレーオフは、イングランドやイタリアでも実施されています。

J2昇格とJ3降格の条件

  • J2の21位と22位は自動で降格
  • J3の1位と2位は自動で昇格

J2とJ3のクラブの入れ替えはシンプルです。

J2の下位2チームとJ3の上位2チームが自動で入れ替わります。

J1・J2間のようなプレーオフはありません。

2016年までは、入れ替え戦が行われていたのですが、2017年以降なくなりました。

なお、J3の入れ替えに関する順位は、U-23のチームを除いた形で決められます。

J3の1位と2位がともにU-23のチームだった場合、昇格枠は3位と4位のチームに与えられます。

※J1昇格のときと同じように、J3の2位以内に入ってもJ2に昇格できないケースが存在します。次で、それを説明します。

J2、J3で成績を満たしていても、昇格できないケースがある

Jリーグでは、2013年からクラブライセンス制度という仕組みを取り入れています。

これは、各カテゴリのリーグ戦への参加資格のようなもので、

  • J1参加には「J1クラブライセンス」
  • J2、J3にはそれぞれ「J2クラブライセンス」「J3クラブライセンス」

を取得しなければなりません。

もうおわかりかと思いますが、成績を満たしていても昇格が認められないケースというのは、「上位のカテゴリのライセンスを取得していない場合」になります。

自動昇格がないのは当然として、J2の場合、6位までに入ったとしても、J1参入プレーオフへの出場権は与えられません。

順位の繰り上げは発生しない

ライセンス未取得クラブがJ2で6位以内、J3で2位以内に入っても順位の繰り上げは発生しません。

その年は昇格枠、もしくはプレーオフ参加枠がライセンス未取得のクラブ数分だけ減ることになります。

一方、上位カテゴリでは同じ数だけ降格枠が減ります。上位カテゴリの下位クラブは、残留の可能性が高まりますね。

なお、J1参入プレーオフの参加クラブは、ライセンス未取得のクラブがJ2 3位~6位のケースだけでなく、2位以上のケースでも変わります。

J2 3位~6位クラブがライセンス未取得の場合

J1参入プレーオフは、以下のクラブで実施します。

  • J1 16位のクラブ
  • ライセンス未取得のクラブを除いたJ2 3位~6位

こちらはライセンス未取得のクラブを除くだけなので、シンプルです。

J2 2位以上のクラブがライセンス未取得の場合

まず、自動昇格枠がライセンス未取得のクラブ数分減ります。

1位、2位両方とも未取得の場合、その年は自動昇格がありません。

J1参入プレーオフの参加クラブは、J2側は変化なしです。3位~6位の、J1ライセンス取得クラブが参加します。

一方、J1側は変わります。

ライセンス未取得が1クラブだった場合、自動昇格枠が1つになるので、自動降格枠も1つになり、J1 18位のクラブだけが自動で降格します。

J1参入プレーオフには、本来自動降格するはずだった17位のクラブが参加。16位のクラブは残留となります。

ライセンス未取得が2クラブだった場合は、これがさらに1つずつずれます。

自動降格はなし。18位のクラブがJ1参入プレーオフに参加となります。

まとめると、

J2 2位以内の1クラブだけがライセンス未取得の場合

J1 16位 残留
J1 17位 J1参入プレーオフに参加
J1 18位 自動降格

J2 2位以内の2クラブともライセンス未取得

J1 16位 残留
J1 17位 残留
J1 18位 J1参入プレーオフに参加

となります。

まとめ:Jリーグの昇格と降格にはいくつかの条件がある

J1

16位 J1参入プレーオフに参加
17位 J2に自動降格
18位 J2に自動降格

J2

1位 J1に自動昇格
2位 J1に自動昇格
3位 J1参入プレーオフに参加
4位 J1参入プレーオフに参加
5位 J1参入プレーオフに参加
6位 J1参入プレーオフに参加
21位 J3に自動降格
22位 J3に自動降格

J3

1位 J2に自動昇格
2位 J2に自動昇格

※上記成績を満たしていても、上位カテゴリのライセンスを取得していなければ昇格はできない。

シーズン終盤になると、優勝争い、ACL出場権争いと共に大きく取り上げられるのが、残留争いです。

今回紹介した昇格・降格の仕組みを理解していれば、Jリーグがより楽しめるのではないでしょうか。

もっとも、自分の応援しているクラブが残留争いに巻き込まれているときは、楽しむどころの騒ぎじゃないですけどね。

今回は、以上です。

※歴代J1昇格クラブの実績について、こちらで紹介しています。3クラブに1クラブは1年でJ2に送り返されている、という実態があります。

※J1初昇格クラブの実態は、こちらで紹介しています。半数のクラブが、初昇格から5年以内に降格しています。